屋根の素材と形の種類について詳しく調べまとめました。

  1. 屋根の素材と形の種類

屋根修理をするときに知っておきたい!屋根の素材と形の種類

屋根は、不具合があった場合そのままにしておくと、建物自体の寿命を縮めることにつながってしまいます。そのため、破損した箇所を早期に修理する必要がありますし、目に見える不具合がなくても定期的なメンテナンスをしておくと安心です。ここでは、屋根修理をする際の基本知識として「屋根財の種類」「屋根の形の種類」「屋根の劣化症状」まで詳しく解説していきます。

塗料別・屋根種類別費用相場のまとめ

屋根修理をする際に、「屋根の素材と種類」「それらの特徴」をまずは基本としておさえておきましょう。屋根は3つの層から構成されています。一番外側の「一層目」、その下に「二層目」「三層目」の素材と続きます。

一層目の屋根材は以下の4種類に大きく分けることができます。

  • 金属系(ガルバリウム、銅板、トタン)
  • スレート系(化粧スレート、天然スレート)
  • セメント系(厚形スレート瓦、コンクリート瓦)
  • 粘土系(日本瓦)

ここでは、各層の屋根の種類とその特徴についてまとめました。

屋根の一層目として使われる屋根材

金属系
ガルバリウム
(耐用年数:30~50年)
アルミニウム55%、亜鉛43.4%、シリコン1.6%の鋼板で日鉄住金鋼板株式会社の製品名として知られています。軽量で、建物の負担が少なく耐震性も高いことから、屋根材を重ねて取り付けるカバー工法で使われることも多いです。コストも抑えられることから、人気の屋根材となっています。
銅板
(耐用年数:50~60年)
軽量で柔らかいので加工がしやすく、耐久性も高い屋根材です。塗り替えなどの定期的なメンテナンスは、ほぼ不要といわれています。金属系の屋根材のなかで銅は高額になるため、十分な予算が必要となります。
トタン
(耐用年数:10~20年)
しっかりとした鉄板を使用し、継ぎ目が少ないため雨漏りしずらい屋根材です。コストを抑えた施工も可能。デメリットとしては、見た目が安っぽく見えることや雨音が響きやすいことなどがあります。
スレート系
化粧スレート
(耐用年数:15~20年)
近年、新築の住宅に一番多く使用されています。セメント、けい砂を原料として繊維により補強されて出来ています。重量が軽く、耐久性や耐候性に優れ、デザイン性が高いものが多いことから人気の屋根材といえます。
天然スレート
(耐用年数:15~20年)
天然鉱物である粘板岩(玄昌石)を約5mmの薄い板上に加工した屋根材です。自然の風合いが美しく高級感があるのが特徴。希少性が高く屋根材として高価なため、日本ではあまり使用されていませんが、ヨーロッパでは古くから普及しています。
セメント系
厚形スレート瓦
(耐用年数:20~30年)
セメント34%と硬質細骨材66%と水で混練したモルタルの瓦です。スレート屋根材と比較して厚みがあります。定期的なメンテナンスが必要です。
コンクリート瓦
(耐用年数:20~30年)
厚形スレート瓦と同じ材料で構成されますが、配合割合と製法が異なります。押し出し成形方式で形を作るため、立体感のある洋風住宅向きの屋根とされています。
粘土系
日本瓦
(耐用年数:50年以上)
粘性のある土を瓦の形にして乾燥させ、高温で焼き上げて作る屋根材です。屋根材のなかで最も耐久性があります。瓦は扱いが難しいため、熟練の職人による施工が必要です。

屋根の二層目として使われる素材

ルーフィングシート
(耐用年数:50年以上)
ルーフィングシートとは、屋根本体の下に敷く「防水シート」のことです。ルーフィングシートの主な原料はアスファルトです。何らかの理由により外側の屋根材で防ぎきれない雨漏りの「二次防水の役割」を担っています。ルーフィングシート自体にもたくさんの種類があります。家を雨水から守るための非常に重要な屋根材です。

屋根の三層目として使われる素材

野地板
(耐用年数:20~30年)
野地板(のじいた)とは、スレートや瓦などの屋根材を支えるために屋根に張る板の総称のことです。屋根の根幹ともいえる重要な屋根材といえます。野地板の「野」は、「目に見えない箇所に用いられる」という意味として使われています。野地板の厚みは、通常9mm~15mmとなっています。

屋根の形とその特徴

次に、屋根の形について代表的な8種類の特徴とメリット・デメリットをまとめました。ご自身の家の屋根はどのタイプにあたるのか、チェックしてみてくださいね。

切妻屋根(きりづまやね)
特徴
いわゆる「三角屋根」で、日本で最も多い屋根の形になります。和風・洋風住宅どちらにも合う形の屋根です。シンプルな形なので工事が比較的カンタンでトラブルが発生しにくく、メンテナンスも比較的簡単であるといわれています。
メリット
安価。構造が単純なため、雨漏りしにくい点。
デメリット
妻側(屋根がかかっていない面)の外壁は日光や雨水が直接当たるため劣化しやすい点。
寄棟屋根(よせむねやね)
特徴
4方向から屋根面を寄せて支え合っているタイプの屋根の形です。こちらも和風・洋風住宅のどちらにも合うため人気の屋根の形になります。台風や強風にも強い屋根といわれているので、日本の気候に合っているといえます。
メリット
耐風性・耐久性が高い点。
デメリット
棟部分の構造により、雨漏りが発生することがある点。
片流れ屋根(かたながれやね)
特徴
シャープな屋根頂上が特徴的で近年人気のある屋根の形です。洋風住宅によくマッチし、特に敷地の狭い住宅での採用が多くみられます。
メリット
安価。構造が単純なため雨漏りしにくい点。屋根裏の空間を確保しやすい点。
デメリット
屋根がかかっていない側の外壁に直接日光や雨水が当たるため劣化しやすい点。
陸屋根(ろくやね・りくやね)
特徴
屋根の勾配がほとんどなく、水平な屋根の形です。木造住宅ではほとんど採用されることはなく、RC住宅での採用が多いです。
メリット
屋根面を屋上スペースとして有効利用できる点。
デメリット
雨漏りの可能性が高まる点。また太陽光パネル設置をする場合は、角度を付ける必要があり、追加費用がかかる点。
入母屋屋根(いりもややね)
特徴
日本の伝統的な屋根の形で、圧倒的に瓦作りの屋根に多くみられます。重厚感があり、和風住宅に合っています。
メリット
屋根裏の通気性や断熱性、耐風性が高い点。
デメリット
接合部分が多く、屋根の形が複雑なため工事費用が高額。防水上の欠陥が発生しやすい点。
招き屋根(まねきやね)
特徴
2面の屋根面が段違いになっているのが特徴の屋根の形です。「差しかけ屋根」ともいいます。壁部分をつくることができるため、屋根の間に採光窓を作ることができます。
メリット
安価。耐風性が高く屋根裏の断熱性や通気性も保てる点。太陽光パネルを設置しやすい点。
デメリット
屋根と外壁との雨仕舞いをしっかり行わないと雨漏りが多発する傾向にある点。
はかま腰屋根(はかまこしやね)
特徴
切妻屋根の屋根上部から少しだけ寄棟屋根のような屋根面を設けた屋根のことをいいます。道路斜線や日影規制などの法的な制約のために使われることが多いです。
メリット
道路斜線制限に引っかかった場合でも、はかま腰屋根を採用することで、制限内に収まるようになる点。
デメリット
棟の形が少し複雑であるため、雨漏りが発生しやすい点。

屋根の形とその特徴

屋根材の種類と形、それぞれの特徴がわかったところで、次は「屋根材の劣化」についてみていきましょう。どのような症状が出てきたら劣化といえるのか、そしてどのような工事が必要なのでしょうか。

屋根材のヒビ・割れ
劣化症状
屋根材の耐久度が落ちてしまった場合や、強風でモノがぶつかった場合にも屋根材が割れることがあります。
工事内容
屋根塗装、カバー工法、葺き替え
※劣化の状態によります。
原因
経年劣化、自然災害
チョーキング
劣化症状
外壁の塗装面に起こる劣化現象のひとつで、手で触ると白い粉状が付く現象(白亜化ともいう)をいいます。
工事内容
屋根塗装
原因
経年劣化、施工不良(立地条件や使用条件に合わない塗料を塗った場合・塗料をしっかり混ぜないで塗装した場合)
金属屋根のサビ
劣化症状
金属屋根は雨水に晒され続けるなどの状態が続くと、サビてきます。メンテナンスをしないでおくと腐食に繋がる場合もあります。
工事内容
屋根塗装
原因
経年劣化、自然災害
屋根の変色
劣化症状
屋根表面の塗装が剥がれたり劣化した場合に変色や色あせがみられます。また、変色しているようにみえて実は苔である可能性もあります。
工事内容
屋根塗装、カバー工法、葺き替え
※劣化の状態によります。
原因
経年劣化
釘・ビスの浮き
劣化症状
年月の経過や強風・暴風などで釘やビスが緩み、屋根材が浮いてしまうことがあります。雨漏りの原因にもなりますので、早めの修理が必要です。
工事内容
カバー工法、葺き替え
※劣化の状態によります。
原因
経年劣化、自然災害

屋根についての基本的な知識をお分かりいただけましたか?「屋根修理をする」と一言で言っても、屋根の種類や形、劣化症状によって、それぞれ対応方法は異なってくるのです。「そろそろ屋根のメンテナンスが必要かな」「屋根の劣化が気になる箇所があるから、修理の見積もりをしたい」とお考えの人は、屋根についての知識をつけたうえで、屋根修理の専門業者へ相談してみてくださいね。

大阪で評判の屋根修理業者ランキングTOP3

ページのトップへ